トイレの「前」に手を洗いましょう
2015年8月04日
先日ある女性アイドルが「トイレの後に手を洗わない」とテレビで発言して「汚すぎるアイドル」などと言われていました。アイドル本人曰く「(女性の場合、小便の時は)性器に触らないし、手を洗わない方が免疫力がつくので洗わない」と説明していました。これは医学的にある程度正しい事です。人間は常に細菌やウイルスに感染しています。それが少量なら免疫力があるため病気として発症しません。ただし感染量が多いと、免疫作用が追いつかず病気として発症します。ドアノブやエレベーターのボタン、お金などに触れば、手に細菌やウイルスが付きます。男性の場合、小便でも手で性器を触ることになりますので、手に付いていた細菌やウイルスは性器に付くことになります。それが少量なら免疫力が働き、病気として発症しないので問題ありません。ただし仮性包茎などで包皮が余っている場合、包皮と亀頭の間は、高温多湿の状態になっていますので、少量の細菌でも繁殖して、亀頭包皮炎や尿道炎などの病気として発症する可能性があります。したがって仮性包茎の方は、トイレの「前」に手を洗うか、仮性包茎の治療をおすすめします。