ダイエット目的でSGLT2阻害剤を内服時に起きる亀頭包皮炎の治療を始めました
2024年10月21日
ダイエット目的でSGLT2阻害剤を内服時に起きる亀頭包皮炎の治療を始めました。
SGLT2阻害剤を内服すると尿に多量の糖が排出され、血糖値が下がり、体重の減少が起きます。したがってダイエットにはなるのですが、尿中に大量の糖が排出されるため、包皮と亀頭の間に残った少量の尿にも糖が多量に含まれています。そのため、その糖をえさにして包皮内面に存在する通常は無害の常在菌が大量に増殖し、亀頭包皮炎が起きます。
亀頭包皮炎が起きると、包皮が赤くただれたり、膿が付着したり、包皮が切れて出血したり、痛みが出たり、ひどい場合は包皮が硬くなって剥けなくなる状態になります。
当院ではそのような亀頭包皮炎の治療も行なっております。
当院では健康保険証が必要ありませんので、会社や家族に秘密で診察・検査・治療を受けることができます。
まず第一段階として、外用薬(軟膏)を使用する治療を行ないます。 自由診療の料金になりますので、初診料10,000円、外用薬処方料3000円が必要です。
それでも治りきらない場合、第二段階として包茎手術を行なっております。包皮が亀頭にかぶっていると、小便後、包皮と亀頭の間にどうしても少量の尿が残りがちです。少量でも多量の糖が含まれていますので、常在菌が大量に繁殖して亀頭包皮炎が起きます。
包茎手術で包皮が亀頭にかぶらないようにして、小便後の尿の付着を防ぐ治療法です。
ただし、糖尿病や痛風などの疾患をお持ちの場合は包茎手術ができません。それらの疾患をお持ちの場合、血管がもろくなっており、包茎手術後に血管が破れて内出血し、陰茎の皮膚が壊死してしまい、陰茎に穴が開く危険性があるからです。
当院は完全予約制ですので、ご来院の際は予約ページよりお申し込み下さい。